1月〜12月までの各月には「誕生石」と呼ばれる、その月にちなんだ宝石があります。その概念は知っていても、自分の生まれ月の誕生石や、石の持つ意味を知らない方も多いのではないでしょうか？この記事では、各月の誕生石の種類と意味を解説します。石のパワーを味方につけたいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みくださいね。

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誕生石の由来は？

「誕生石」や、誕生石を象徴するキーワードである「石言葉」の始まりには諸説あり、現代でも謎に満ちています。最も有力な説とされているのは、旧約聖書に出てくるイスラエルの司祭のアクセサリーが起源だという話です。

当時のイスラエル人は12つの部族で構成されており、それぞれ異なる種類の石を身に付けていたと伝えられています。それらの宝石が1月から12月までのそれぞれに当てはめられて、魔除けやお守りとしての役割を果たしていたという説が一般的です。

各月の石言葉をご紹介

ここからは、各月の石言葉の意味や誕生石の特徴をご紹介します。ご自身や大切な人の生まれ月にちなんだ石言葉をぜひチェックしてみてください。

【1月】ガーネット

ガーネットは、ザクロの種のような真っ赤な色が特徴の、情熱的なイメージがある宝石です。ガーネットの石言葉は「友愛、充実、真実」で、「真実の愛を貫く」という意味を持っているため、アクセサリーやプレゼントとしても人気があります。

ガーネットの赤色は、魔除けにも役立つとされているため、持っている人を危険から守ってくれるお守りとしても古くから重宝されています。また、仕事運や決断力を高めるのを助けてくれる効果もあるため、仕事面や勝負面の成功を願う人にもおすすめです。

【2月】アメジスト

透明感のある紫色が印象的なアメジストは、紫水晶とも呼ばれている、「清浄さ」や「節制」を象徴する宝石です。また、アメジストやアメジストをあしらったアクセサリーを肌身離さず持って歩くことで、悪い運気やエネルギーなどから身を守る効果が期待できます。

アメジストの持つ石言葉は「心の平和、誠実、愛情」などです。石を持ち歩くことで、精神面を安定させてくれたり、穏やかなエネルギーをもたらしてくれたりするため、人間関係の悩みにも効果があるでしょう。

【3月】アクアマリン・コーラル

アクアマリンは「勇敢、聡明、沈着」などの石言葉を持ち、クリアブルーの輝きを放つ宝石です。まるで海のような勇敢さや広大なイメージがあり、持ち主に幸せを呼び込みます。また「幸せな結婚」という意味合いもあるため、結婚・出産祝いのメモリアルギフトとしても喜ばれるでしょう。

3月の誕生日の2つ目は、コーラル（サンゴ）です。コーラルには「長寿、幸福、成長、家長の威厳」という宝石言葉があります。心の平和を保ち、緊張感やマイナス思考を取り去ってくれるため、精神面のバランスを保ちたい方に特におすすめです。赤や白、ピンクや黒などのさまざまな色があるので、ピンと来たものを選んでみてください。

【4月】ダイヤモンド・モルガナイト

ダイヤモンドは、地球上に存在する物質の中で最も硬いといわれており、そのことから「永遠のシンボル」として扱われています。誕生石以外にも、ブライダルリングによく使われている宝石です。ダイヤモンドの石言葉は「清浄無垢」で、石自体も無色透明であるほど価値があるとされています。しかし、ダイヤモンドの中でも青みがかったブルーダイヤモンドは特に重宝されており、高値で取引きされています。

淡いピンク色や紫色に輝くモルガナイトも、4月の誕生石のひとつです。石言葉は「愛情、慈悲、優美」などの意味を持ち、愛とヒーリングのパワーを秘めています。欧米では、婚約指輪にあしらう宝石としても人気です。

【5月】エメラルド

エメラルドは、青みがかったグリーンが特徴の宝石で、その色の美しさからエメラルドグリーンと呼ばれる色の名前があるほどです。エメラルドの石言葉は「幸福、安定、新たなスタート」で、仕事運アップや家内安全など、幅広い効果を期待できます。また、エメラルドの緑色にはヒーリング作用があるため、持ち歩いていれば心身が疲れたときにも自然に癒してくれるでしょう。

【6月】パール・ムーンストーン

パールは、「健康、純粋、円満、長寿、富」などの石言葉を持った、アクセサリーとしても馴染み深い宝石です。またパールは、貝の体内に取り込んだ異物を包み込んで新たにパールを生み出すため、「富や子宝のシンボル」とされています。

また、パールには厄をを避けて心を穏やかに保つ効果も期待できるため、夜に心が落ち着かず眠れないというときには、パールのアクセサリーを枕元に置くことで、心が安らぎゆっくりと眠れるでしょう。

ムーンストーンは、その青白い輝きと独特の「シラー効果」が魅力です。内部構造によって光が散乱し、神秘的な光沢を生み出します。

古代ローマやギリシャでは月の石として崇められ、月の女神と関連付けられていました。ムーンストーンの石言葉は「愛・直観・癒し・女性性・希望」などの意味を持っています。

特に感情や直感に強く働きかけるとされ、心のバランスを整える効果があると信じられています。インドでも神聖な石とされ、恋愛や結婚における調和をもたらすとされます。ムーンストーンは愛と調和の象徴として、人間関係や精神的な成長をサポートする力を持つとされ、多くの人々に愛されています。

【7月】ルビー

ルビーは、真っ赤に燃え上がるような色合いが特徴の宝石で「勇気、情熱、気品、愛」などの石言葉を持っています。身に付けてくれる人の気持ちを前向きにして、積極性を与えてくれるため、勝負ごとを控えている人や恋愛成就を祈っている人、仕事を成功させたい人などにおすすめです。

また古代ローマにおいて、ルビーは身を守る石としてお守りの役割を果たしていました。そのため、厄やトラブルから身を守りたい人も、持ち歩くと良いでしょう。

【8月】ペリドット

ライムグリーン色に輝くペリドットは、その美しさや輝きの強さから、「太陽の石」や「夜のダイヤモンド」とも呼ばれています。ペリドットの宝石言葉は「和合、夫婦の幸福」で、心を穏やかにし、夫婦円満に導く効果が期待できるでしょう。

結婚記念などの贈り物にはもちろんですが、ペリドットは暗闇の中でも光り続けるため、ネガティブな人や心を前向きにしたい人のお守りとしてもおすすめです。

【9月】サファイア

サファイアは、深みのあるブルーが特徴で、冷静さを象徴している宝石です。実はサファイアとルビーはもともと同じ種類の宝石で、色の違いによって区別されています。真っ赤で情熱的なルビーに相反し、手に取った者に落ち着きを感じさせるサファイアには、「徳望、誠実、慈愛」などの石言葉があります。

またサファイアは、ダイヤモンドに次いで2番目に硬い宝石として知られているため「夫婦の絆」の象徴とされており、記念日のプレゼントにもおすすめです。

【10月】トルマリン・オパール

10月の誕生石トルマリンには、さまざまなカラーバリエーションがあることから、「トルマリンには、全ての色がある」いわれているほどです。そのため、色によっても石言葉は変わりますが、トルマリン全体では「安楽」「忍耐」「心中の歓喜」という意味を持っています。

一方オパールは、照らされる光の強さや角度により、輝きや色の変化を見せる神秘的な宝石です。まるで虹の輝きを石に詰め込んだようなオパールの石言葉は「希望、幸運、歓喜」で、ポジティブなエネルギーを秘めています。

【11月】シトリン・トパーズ

蜂蜜のような優しい色合いが美しいシトリンは、日本において黄水晶とも呼ばれています。太陽の光をイメージさせる輝きから「生命力、繁栄、富」などの石言葉を持っています。富を象徴する宝石としても有名なので、ビジネス関係のチャレンジを考えている人が身に付けると良いでしょう。

トパーズには、さまざまなカラーバリエーションがありますが、中でも黄金色のトパーズが有名で黄玉（おうぎょく）と呼ばれ親しまれています。トパーズの石言葉は色によって異なりますが、全体では「友情、潔白、希望」などを意味しています。

【12月】タンザナイト

12月の誕生石は他にもいくつかありますが、タンザナイトが代表的です。タンザナイトは、まるで夜空を石の中に閉じ込めたような深い色味の青紫をした宝石です。その高級感のある落ち着いた雰囲気から「誇り高い、冷静」などの石言葉を持っています。タンザナイトはダイヤモンドよりも採掘される量が少なく年々希少性が上がってきているため、特別な人への贈り物におすすめです。

誕生石が複数ある場合の選び方

自分の生まれつきの誕生石がいくつかある場合は、好みのものを選んで問題ありません。また必ず1つに絞り込む必要もないので、それぞれのアクセサリーを重ね付けしても良いでしょう。その日の気分や目的、コーディネートに合わせて選ぶ方法もあります。

誕生石を味方につけて幸せを引き寄せよう

本記事では、各月にちなんだ誕生石の持つ、効果や意味をご紹介しました。自分の誕生石を身に付けて、石の持つパワーを味方につけることができれば、幸せを引き寄せられるでしょう。また、ご家族やパートナー、ご友人の誕生石を調べて、その石があしらわれたアクセサリーをプレゼントすればきっと喜ばれます。その際は、本記事の内容を参考にしていただき、石の持つ効果や意味を伝えてみてください。