猫は爪切りを嫌がる場合が多く、足1本分切るだけでも大変な労力を有します。しかし、猫の爪切りはいくつかのコツを抑えるだけでスムーズに行うことができます。こちらの記事では、猫が爪切りを嫌がるときの対策や切り方のコツについて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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猫の爪切りって必要なの？

猫の爪を切るのはなかなか大変で骨が折れますが、実は猫のためにもしてあげたほうがよいといわれています。ここからは、猫の爪切りの必要性や爪とぎとの違いについてご紹介します。

爪を伸ばしたままでは危険も

猫の爪が伸びたままだと猫自身が怪我をしたり、飼い主さんが病気になってしまったりするリスクもあります。例えば、伸びた爪が巻き爪になって肉球に食い込んだり、爪が折れたりする危険があります。また、猫の爪に引っかかれた飼い主さんが、傷口から入り込んだ細菌が原因で感染症にかかってしまう可能性もあり大変危険です。

 

主な感染症は猫ひっかき病とパスツレラ症があり、猫ひっかき病は発熱や関節痛、吐き気を引き起こし、パスツレラ症は喉や鼻の違和感や持病の重症化を引き起こします。

爪切りと爪とぎの違い

実は爪切りと爪とぎは別物であるため、爪切りは必要な行為といえます。猫が自分で行う爪とぎは、古くなった爪の外側をはがし、新しい爪を出してより爪を鋭利に研ぐ行為です。そのため、爪切りをしないと鋭利になった爪が引っかかって怪我をする可能性があります。爪切りは爪の先端を数ミリほど切る行為で、爪が引っ掛かりにくくなるため、猫の安全のためにも必ず行う必要があります。

猫の爪切りのコツ

猫は足先を触られるのを嫌がる子が多いため、爪切りを行うのはなかなか難しいでしょう。しかし、いくつかのコツを抑えることで、スムーズにストレスなく爪切りができます。ここからは、猫の爪切りのコツを2つ、ご紹介します。

猫が落ち着く姿勢で爪を切る

猫の爪切りを行う際は、猫が落ち着ける姿勢にしてあげることが大切です。まず、後ろから抱きかかえ、ひざの上に乗せた後、足先を持って爪を切りましょう。このとき、猫を無理やり押さえつけると爪切りがトラウマになってしまいます。暴れる場合はバスタオルで体にを包んだり洗濯ネットに入れたりして猫を落ち着けてあげましょう。

少しづつ切る

爪を切るときは少しずつ切りましょう。先端を2～3ミリほどカットして、深爪にならないように注意しましょう。猫の爪の中には結果が神経が通っているため、そこを切ってしまうと痛みや出血が生じます。猫の爪をよく見ると血管が透けて見えるため、どこまで切っていいか分からない場合はよく観察しましょう。

ご褒美をあげる

爪切りが終わったらたくさん褒めてあげて、おやつやおもちゃなどのご褒美を与えましょう。また、爪切りの最中にどうしても暴れてしまう場合は、爪切り前にご褒美をあげて機嫌を取ることもおすすめです。ご褒美に集中している際は爪切りから気が逸れているため、その間に素早く済ませましょう。

爪切りを嫌がる猫の対策

コツを抑えていても猫が爪切りを嫌がってしまう場合は、以下のような対策を行うことがおすすめです。

 

• 猫が元気な時間は避ける
• 足に触れられることに慣れさせる
• どうしてもできないときはプロに任せる

 

ここからは、上記の対策についてそれぞれ解説します。

猫が元気な時間は避ける

猫が活発な時間帯は爪切りを避けるのがおすすめです。猫には活発に動き回っている時間帯とリラックスしている時間帯が存在し、活発な時間帯は興奮して爪切りが上手くいかない可能性があります。そのため、猫がお昼寝していたりリラックスモードの時間帯を狙って爪切りを行うのがよいでしょう。

足に触れられることに慣れさせる

猫は足先に触れられることを嫌がることが多いです。そのため、日頃からスキンシップを取り足に触られることを慣れさせてあげましょう。このとき、いきなり足を触るのではなく、首や背中などの猫が触って喜ぶ場所から始めて、徐々に足に近づき、足や肉球に触れましょう。

どうしてもできないときはプロに任せる

どうしても爪切りができない場合は、無理せず動物病院やトリミングサロンなどで切ってもらいましょう。猫が嫌がっているのに無理やり爪切りを行うと、飼い主さんとの信頼関係が壊れてしまいかねません。また、暴れた際に大怪我してしまう可能性もあるため、プロの力を借りて上手に爪切りを行いましょう。

無理せずできる範囲で爪切りを行いましょう

猫の足や爪先は繊細な部分であるため、爪切りを嫌がってしまう場合が多いです。しかし、爪切りを行わないと爪が引っかかったり飼い主さんが怪我をしてしまう危険もあるため、定期的に爪切りを行いましょう。しかし、どうしてもできない場合は病院やトリミングサロンで切ってもらうこともおすすめです。