猫の餌皿は高さがあったほうがいいですが、具体的にはどのくらいの高さが必要なのか知らない方も多いのではないでしょうか。また、高さがあったほうが良い理由もいくつか存在するため、猫を飼っているなら知っておいたほうがいいでしょう。こちらの記事では、猫の餌皿に高さがあったほうがいい理由や高さの調節方法などを解説するので、ぜひ参考にしてください。

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猫の餌皿の最適な高さとは？

猫の餌皿は以下の2点に当てはまっているものを選ぶことが大切です。

 

• 5～8cm程度の高さが食べやすい
• 猫それぞれにあった高さを選ぶのが大事

 

以下では、この2点について解説します。

5～8cm程度の高さが食べやすい

猫の餌皿は、5～8cm程度の高さが食べやすいとされています。猫が餌を食べるときの姿勢は、頭が胃よりも下がっていないことが理想です。食道が真っ直ぐ伸びた状態にすることで、餌や水をスムーズに飲み込める姿勢をキープできます。5～8cm程度の高さは、猫が首を曲げすぎずに姿勢を真っ直ぐに保って食べられる高さなので、猫にとっても餌を食べやすい高さと言えるでしょう。

猫それぞれにあった高さを選ぶのが大事

前述したように、5～8cm程度の高さが食べやすい高さとされていますが、猫によって食べやすい高さは異なります。立って食べる子や座って食べる子など、猫それぞれに個性があるためその子が食べやすそうな高さにしてあげましょう。

猫の餌皿が高くないといけない2つの理由

猫の餌皿が高くないといけない理由として、以下の2つの理由があります。

 

• 吐き戻しの原因になってしまう
• 前屈みの姿勢が関節への負担になる

 

ここからは、上記の2つの理由をそれぞれ解説します。

吐き戻しの原因になってしまう

餌皿が低い位置にあると吐き戻しの原因となる可能性があります。猫の食道は口から胃まで真っ直ぐつながっているため、前屈みの姿勢で餌を食べると食道が折れる姿勢になり、餌や水が胃まで届かずに吐き戻してしまいます。さらに、胃が圧迫されるため食べる量も減ります。吐き戻しや胃への圧迫を防ぐためにも、猫の餌皿は適切な高さのあるものを選ぶことが重要といえるでしょう。

前屈みの姿勢が関節への負担になる

猫は低い位置に置かれた餌皿から餌を食べると前屈みの姿勢となるため、関節に負担がかかってしまいます。特にシニア猫の場合は関節炎に罹っている猫も多いため、前屈みでの姿勢で食べることが辛いと感じるでしょう。また、屈んだ姿勢は体が痛くなりやすいため、餌を食べなくなったり水を飲まなくなったりする場合があります。

 

シニア猫を飼っている場合やあまり餌や水を摂取しなくなった様子がある場合は、餌皿の高さを変えてみましょう。

餌皿の高さを調節する方法

猫の餌皿の高さを調節するには、以下の2つの方法を試すのがおすすめです。

 

• 本や箱を重ねる
• 専用の台を使用する

 

ここからは、餌皿の高さを調節する2つの方法をご紹介します。

本や箱を重ねる

本や箱を重ねて餌皿の下に敷くことで、手っ取り早く高さを出すことができます。しかし、食べこぼしで汚れてしまったり、食べてるときにずれてしまったりすることがあるため、重みのあるしっかりしたものを選ぶことが大切です。長く使うことを考えた場合は、高さのある餌皿に買い換えるのがおすすめです。本や箱を重ねて猫が食べやすい高さを見つけたら、その高さと同じ餌皿を用意してあげるのがよいでしょう。

専用の台を使用する

餌皿を置く専用の台を使用するのもおすすめです。台の高さを調節できるものを選べば、自分の猫に合わせた高さにセットできるうえ、自然で食べやすい姿勢をキープできます。猫が餌を食べるときに窮屈そうにしていたら、専用の台を使うことを検討しましょう。また、台の他に、スタンドやテーブルタイプのものもあるため、好みに合わせて選ぶのがよいでしょう。

猫の餌皿は高さのあるものを選びましょう

猫の餌皿はさまざまなタイプがありますが、5～8cm程度の高さのあるものを選ぶのがベストです。しかし、猫によって適切な高さはバラバラなので、飼っている猫に合わせて高さを変えてあげましょう。餌皿を高くする際は、本や箱を餌皿の下に敷いて高さを調節したり、専用の台を購入するのがおすすめです。