猫に首輪を着けようとしたら嫌がってしまったという経験のある飼い主の方も多いのではないでしょうか。実は、いくつかの工夫をすることで猫に首輪を慣れさせることができます。こちらの記事では、猫が首輪を嫌がる理由と首輪に慣れさせるための方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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猫が首輪を嫌がる理由とは？

猫が首輪を嫌がるのは以下の3つの理由に当てはまっている可能性があります。

 

• 首輪が怖い
• 首輪が合っていない
• 鈴を嫌がる

 

ここからは、上記の3つの理由について解説します。

首輪が怖い

猫が首輪を嫌がるのは首輪を怖がっている可能性があります。そもそも猫は体に異物がつくことを嫌がる習性があるため、首輪も異物として嫌がりやすい傾向にあります。どうしても嫌がってしまう場合はストレスになる可能性もあるため、一度首輪を外してあげましょう。

首輪が合っていない

首輪のサイズや素材が合っていないことも嫌がる原因となります。猫の首輪のサイズは装着後に指が2本入るくらいの余裕があるものを選ぶのがベストです。指が2本入らない場合はきつすぎる可能性があるため、首輪を変えてあげましょう。また、首輪の素材が合っていない場合は痛みや痒みなどの違和感から装着を嫌がることがあります。できるだけ柔らかくて装着後に負担のかからない素材を選びましょう。

鈴を嫌がる

猫と言えば鈴というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実は鈴は猫にとってストレスになりやすいと言われています。猫の聴覚はとても優れているため、首元で鈴が鳴ると人間以上にうるさく感じてしまいます。そのため、首輪は鈴がついていないものに変える必要があります。

猫の首輪の必要性

猫の首輪は、以下のような2つの理由から必要であると言えます。

 

• 迷子になったときに役立つ
• 個体の識別

 

ここからは、首輪の必要性を2つの理由に分けて解説します。

迷子になったときに役立つ

猫の首輪に迷子札を付けることで迷子になった際に役立ちます。迷子札を付けておけば、万が一家から脱走したとしても迷い猫として保護されやすくなるためおすすめです。また、災害時に猫が脱走したり、飼い主と一緒に避難できなかったりなどの理由で飼い主と離れ離れになってしまうことがあります。

 

その際に、首輪をしていると飼い猫であることが分かるため、飼い主の特定を早めたり、首輪を手がかりに猫を探すことができます。

個体の識別

多頭飼いは数が多いと一瞬で個体を見分けるのが困難な場合があります。その際、首輪を付けておけば色や形状だけで個体を見分けられます。また、外飼いの猫の場合も、首輪を付けていれば飼い猫だと分かるため、周囲の人にとっても役に立つと言えるでしょう。

首輪を慣れさせる方法

猫に首輪を慣れさせるためには、以下の3つの方法がおすすめです。

 

• 短い時間から試す
• おもちゃを使って気をそらす
• 首輪を着けられたら褒めてあげる

 

ここからは、上記の3つの方法について解説します。

短い時間から試す

初めて首輪を着ける猫には、短い時間から少しずつ試すのがおすすめです。まずは30分だけ着けて様子を見ましょう。もし、手足で外そうとしたり首をぶるぶる振るなどの嫌がる素振りを見せるようであれば、すぐに外してあげましょう。時間をおいて着けて外すを繰り返しながら、少しずつ慣らしていくのがコツです。

おもちゃを使って気をそらす

おもちゃやおやつを使って注意を向けるなど、首輪以外のものに気をそらす方法も有効です。首輪を着けているときに猫じゃらしで気を紛らわせたり、ごほうびとしておやつをあげましょう。楽しいことに気を取られることで、だんだんと首輪への抵抗が無くなり怖い気持ちが和らぎます。

首輪を着けられたら褒めてあげる

首輪を着けられたら猫を褒めてあげることも大切です。猫は褒められると嬉しいと感じます。そのため、首輪を着けられたら撫でたり声をかけてあげたりなどして、褒めてあげましょう。声をかける際は、穏やかな声色で普段の話し声くらいの大きさで声をかけると猫に安心感を与えられます。

猫のためにも首輪を付けてあげよう

首輪は迷子になった場合や個体の識別など、着けていることで役立つことがあります。そのため、猫のためにも首輪を着けてあげることをおすすめします。また、猫が首輪を嫌がってしまう場合は、30分ほどの短い時間から試してみたり、おもちゃを使って気をそらすなどの工夫をすることで少しずつ慣れてくれるでしょう。