顔周りを華やかにしてくれるピアスを、おしゃれの一環としてつけている男性が増えてきています。中世では、ピアスをつける位置によって意味合いが変わるとされていました。この記事では、ピアスの位置による意味合いの違いや、メンズピアスのおすすめの位置・個数を解説します。

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ピアスの位置による意味合いの違い

ピアスの位置で意味合いが異なるといわれています。海外では根強いイメージがある国もあるため、ピアスホールを開ける前にチェックすると良いでしょう。しかし、おしゃれの一環として身につけるピアスは、日本では位置による意味はほとんど意識されていません。そのため、意味を気にせず、好みでつけるのがおすすめです。ここでは、ピアスの位置による意味合いの違いを解説します。

片耳

片耳にピアスをするときには、左右で意味合いが異なります。中世ヨーロッパの風習では、男性が右手に武器を持ち、左側に守るべき女性が立っていました。男性は、女性から見える左耳にピアスをすることで、「守る存在がいる」ことを象徴しています。反対に、女性は男性から見える右耳にピアスをすることで、「守ってくれる存在がいる」ことを表していました。

 

海外では、いまだに中世ヨーロッパの概念が残っている国もあります。そのため、つける耳が左であれば男性のイメージ、右は女性のイメージを感じる方もいるかもしれません。ただし、現在の日本では、左右で認識が異なることはないため、好みの方につけて良いでしょう。

両耳

両耳の場合には、特別な意味合いはありません。そのため、両耳は好みで開けて良いでしょう。左右の位置がずれてしまうとバランスが悪くなってしまいます。位置をしっかり確認しながら、穴を開ける位置を決めましょう。また、片耳は耳たぶ、もう片方は軟骨に開けてアシンメトリーにするのもおすすめです。

メンズピアスのおすすめ位置

メンズピアスのおすすめの位置を2つ紹介します。

イヤーロブ

耳たぶのピアスホールを「イヤーロブ」といいます。軟骨に比べて、穴を開ける際に痛みが少なく、ファーストピアスにおすすめです。イヤーロブはつけられるピアスの種類がもっとも多く、さまざまなデザインのピアスが楽しめます。耳たぶの中でも、真ん中よりも下の位置がバランスが良くおすすめです。のちに穴を増やしたい場合にも、2つ目の穴が開けやすいメリットがあります。

 

また、耳たぶの内側に寄ってしまうと、リングタイプのピアスがつけ辛く、つけられるピアスが限られてしまうでしょう。反対に、外側に寄ってしまうと、髪の毛に引っかかってしまったり、ピアスの重みに耐えられなかったりして、穴が裂けてしまう可能性があります。つけたいピアスをイメージし、バランスを見ながら開けるのがおすすめです。

ヘリックス

耳の上側の軟骨部分を「ヘリックス」といいます。軟骨の中では、痛みが少ないため開けやすく、人気が高い位置です。ヘリックスは、さまざまなデザインのピアスがつけやすいメリットがあります。また、小ぶりのものやC型のピアスが人気で、ヘリックスにいくつか穴を開けて複数のピアスを身につける人もいます。

メンズピアスのおすすめの個数

ファーストピアスは、片耳に1つ、あるいは、両耳に1つずつがおすすめです。ピアスの着用に慣れてきたら、バランスを見ながら好みで追加して開けると良いでしょう。2個以上ピアスを開ける場合には、穴と穴の距離に注意が必要です。穴同士が近い場合、ボリュームがあるピアスがつけられない可能性があります。また、バランスが悪く見えるかもしれません。

 

日本では割り切れない奇数が縁起が良いとされる一方で、海外では割り切れない数字は縁起が悪いとされており、偶数が好まれます。そのため、自分に似合う個数や好みで選んで構いません。個性を表現する手段の1つとして、ピアスを楽しみましょう。

好みの位置と個数のピアスでコーディネートしましょう

片耳にピアスをつける場合には、左右の耳で意味が異なります。しかし、日本ではほとんど意味合いを気にしないため、好みで開けるのがおすすめです。ピアスの位置や個数に決まりはなく、つけたいピアスのデザインや好みに合わせて、コーディネートを楽しみましょう。